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叫べ! 必殺技!!

懐かしの『るろうに剣心』の実写版がヒットしているそうですね。

原作が少年漫画とはいえ、キャラクターがいかにも漫画漫画した感じではないので、その点では実写にしてもあまり違和感はなさそうですが、しかし少年漫画だけあって超人的アクションは当たり前。

必殺技の名前を叫びながら技を繰り出したりもしているのですが、実写でもあれをやっているのでしょうか。

漫画だからいいようなものの、実写で必殺技の名前を叫ぶってどうなんだと思わずにはいられませんが、「剣道だって「面!」とか「胴!」とか言いながら打ち掛かるんだから、同じようなものだろう」と知人に言われて、「そう考えればアリかも」と思いました。

しかし、魔法の呪文よろしく技の名前を言わないと発動しない訳でもないでしょうから、やはりいちいち必殺技の名前を叫ぶこともない気がしますが。

初めて戦う相手ならまだしも、再戦した相手だと技の名前を言った時点でどんな攻撃をするのかバレバレになりますしね(笑)。

そこを逆手に取り、敢えて違う技の名前を言ってフェイントをかけるという手は使えるかも知れませんが、お互いそういうことをやり出すと最早何のために技の名前を叫ぶのか、意義が全くわかりません。

多分大声を出すことで更に身体能力をアップさせるスポーツ選手と同じようなことをしているのではないかと思いますが、「飛天御剣流 龍槌閃!」とか技の名前が長過ぎてそんな効果は期待できない気がします。

スポーツ選手の皆さんが上げる声って、大抵「おー!」とか「あー!」とかシンプルなものばかりですし。

おまけによっぽどの早口で言わないと、悠長に技の名前を叫んでいる間にモーションが終わって技の方が先に出そうです(笑)。

人間はどんなに頑張って速く体を動かそうとしても、実際に体が反応するまでに最速でも0.2秒はかかったと思いますが、その0.2秒後にすぐさま技が出せたら絶対に台詞が間に合わないでしょう。

技が出終わった後から、一歩遅れて技の名前を叫ぶ主人公……「もう黙って技を繰り出せばいいじゃないか!」と思いますが、そこはそれ、男のロマンというやつなのかも知れません。




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