劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』
15年前にアメリカで起こった拉致事件及び殺人事件が関係する拉致事件が日本で相次いで発生し、犯人を捕まえるためにコナン君がFBIの皆さんと奔走するというのが、今回の大まかなストーリーです。
原作やテレビシリーズを追い掛けなくなって長いので、本作のキーパーソンのFBI捜査官・赤井秀一さんのことは名前と顔くらいしか知らずに観に行ったのですが、序盤でコナン君が赤井さんのことだけでなく、今回登場する赤井さんの家族のことまできちんと説明してくれたので、ストーリーを楽しむ上で特に支障はありませんでした。
コナン君の映画は、回を重ねるごとにミステリー映画と言うよりアクション映画と言った方が適切な作りになっていく感じなのですが(笑)、今回も肉弾戦はあるわ、派手な爆発はあるわで、(ツッコミどころはいろいろとありましたが)なかなか面白かったです。
ツッコミどころと言えば、物語の筋とは直接関係がありませんが、赤井さんの家族があまりに設定盛り過ぎで凄かったですね。
長男の秀一さんがFBIの凄腕スナイパー、次男の秀吉さんがプロ棋士、長女の真澄ちゃんが名探偵で、お母さんはコナン君と同じように子供の姿になってしまっているという、所謂「普通の人」が誰一人として存在しないところが何とも(笑)。
個人的には「みんなが将棋を打つ時間を減らさなくても済むように」と面倒事を率先して引き受け、彼女との将来を真剣に考えている、優しくて誠実な秀吉さんが一番好きでした。
大画面でコナン君を見たのは初めてでしたが、とにかく派手なので、映画館で見た方が楽しめる映画だと思います。
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