『SSSS.GRIDMAN』
昔々、一九九三年から九四年にかけて、『電光超人グリッドマン』という特撮ヒーロードラマが放送されていて、「結構面白いなー」と思いながらちょくちょく見ていたのですが(ちなみに私は女です)、アニメ化されると聞いて「懐かしい!見なきゃ!」と張り切って第一話を拝見しました(以下ネタバレありますので、ご注意下さい)。
結論、一言で言うと「面白かったです」。
そもそもグリッドマンってどんなヒーローかと言うと、実体を持たないエネルギー体で、中学生の男の子達が作った「ジャンク」という手作りのパソコンを通して彼等とコミュニケーションを取ったり、サポートしてもらったりしながら、プログラムを破壊する怪獣を中学生の男の子と合体して倒し、コンピューターワールドの平和を守ってる人な訳ですね。
でも、アニメだといきなりリアルワールドで戦ってて、「ええええええ!」となりました(笑)。
Wikipediaさんによると、「怪獣やグリッドマンの存在を知っているのはグリッドマンと一緒に戦っている中学生達と、敵と一緒に戦っている中学生の四人だけだったけど、25話・26話辺りで一般市民にも認知されるようになった」ということなので、ドラマでもリアルワールドでの戦いはあったようですが、私その辺以降を全く見ていなかったので。
アニメではリアルワールドで怪獣が壊した校舎が何事もなかったように元通りになっていましたが、あれはどういう理屈で元通りになってるんですかね?
その辺も含めて続きが気になるところです。
主人公の男の子は、何故か冒頭から記憶喪失ですし。
ドラマ放送時は九十年代だったので、プリペイドカードで買い物とか、ペットの首輪にチップを入れてたりするという、ちょっと時代を先取りしている設定に混乱しながらも、「この世界はそういう世界なんだ」と適当に納得して見てましたが(笑)、アニメは設定に時代が追い付いた上に「ジャンク」が「古いパソコン」扱いされていて、時代の移り変わりを強く感じました。
古くても「ジャンク」は今でもちゃんと動いて、グリッドマンがピンチになると火花が散ったり、ランプが回転していたりしていて、「そうそう!こんな感じだったよね!」と凄く懐かしかったですね。
グリッドマン役の緑川光さん(ドラマからの続投です)は相変わらずの美声で、流石の一言でしたし。
ピンチから一発逆転のシーンで歌が流れるというお約束の演出も熱くて良かったですし、特撮好きな方なら初見さんでも十分楽しめると思います。
特撮好きなそこの方、まだご覧になったことがないのであれば、ぜひ一度ご覧になってみて下さい。
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