『REVENGER』
長崎を舞台に、苦しむ弱き人々に代わって恨みを晴らす利便事屋(りべんじや)さん達を描いた物語で、一言で言うと「アニメ版必殺仕事人」といった感じなのですが、「そんな殺し方アリなの!?」と驚くような斬新な殺害の手口に驚かされたり、時代物らしい粋な台詞回しに感心させられたりと、毎回楽しませて頂いています。
以前祖父と同居していた時、祖父に付き合っていろいろな時代劇を見ていたのですが、このアニメを見ているとその頃見ていた時代劇の記憶が蘇ってきたので、きっと時代劇のメソッドに則って作られているのでしょうね。
このアニメの企画には、かの松竹さんも関わっていらっしゃるそうなので、当然と言えば当然なのでしょうが。
虚淵さんのこういう作風の作品に触れたのは初めてだったのですが、センスのいい方はやはり何を書いてもお上手でした。
物語は佳境に差し掛かろうかというところなので、ますます脚本の力が問われることになりますが、パワーダウンすることなく、最後まで魅せ切って欲しいなと思います。
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