「煉獄さんって何かに似てる……」
唐突ですが、私は劇場版『鬼滅の刃』無限列車編のPV等で、煉獄杏寿郎さんの正面カットを見る度に、「この人の顔、どっかで見たことある気がするんだよなあ……と言うか、何かに似てる気がする……でも思い出せない!」と、ずっとモヤモヤしていました。
しかし、先日『鬼滅の刃』の外伝を読んだ時、煉獄さんが何に似ているのかやっとわかりました。
あのどこを見ているのかよくわからない目に、鶏冠のような派手な髪。
確かに言われてみれば正しく雄鶏で、寧ろ今まで気付かなかったのが不思議になくらいに雄鶏っぽいです(さっきから失礼なことばかり言っている気がしますが、煉獄さん大好きですよ(笑))
前述の通り、鬼が探していたのは煉獄さんではなく、あくまでお父さんの方でしたが、煉獄さんはお父さんにとてもよく似ているので、お父さんの外見的特徴は、年齢や髪型以外、そのままほぼ煉獄さんに当て嵌まるんですよね。
鬼は再生能力が高いのをいいことに、冷静になりたい時には自分の頭を平気で吹き飛ばしていたこともあって、記憶があやふやになっているところがあるというような設定だったのですが、「いくら外見的特徴が似てるからって、外伝の煉獄さんまだ十代な気がするし、流石に気付けよ」と思ったのは、きっと私だけではない筈(笑)。
外伝は富岡さんとしのぶちゃんが鬼になってしまったマタギさんを討伐する物語と、煉獄さんが十二鬼月を倒して炎柱になる物語の二本立てなのですが、個人的には煉獄さんの物語の方が好きでしたね。
私が煉獄さん好きだというのもあると思いますが、富岡さん達は特に因縁ある敵を倒す訳でもなく、他の柱の人でも十分物語が成立してしまうため、富岡さん達ならではの物語という感じがあまりしなかったので。
その点、煉獄さんの方は本編に繋がる重要な過去のエピソードが描かれていたので、読み応えがありましたし、まさかの奥義まで見せてもらえて嬉しかったです。
ラストはちょっと切なかったですが、本編では見られなかった煉獄さんのエピソードを見られて、とても満足できました。
最初は「監修していらっしゃるとはいえ、吾峠先生が描かれた訳じゃないなら、読まない方がイメージが壊れなくていいかな」と思っていたのですが、個人的には許容範囲内のクオリティーだったので、とうとう小説版にも手を出して、元気な煉獄さんを堪能した次第です。
煉獄さんの「食べるのは大好きだけど、料理は下手」「霊感ゼロで幽霊の類が全く見えない」といった設定を見て、「うん、何となくそんな気はしてた」と物凄く納得しました。
非常事態宣言が出る直前、無限列車に二度目の乗車をしに行きましたが、どうしようもなく煉獄さんにまた会いたくなっているので、早く『無限列車編』をBlu-ray化してもらいたいと切実に願う今日この頃です。
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