浅草に行って来ました
先日、浅草に行って来ました。
新人賞応募用に書いた小説二本に浅草が登場するので、取材です。
何度か行ったことはあるのですが、作中に登場する「花やしき」のお化け屋敷に入ったことはなかったので。
浅草寺にお参りしたことならあったものの、本堂近くのベンチの場所や周りの風景まで覚えてませんでしたしね。
「二本連続浅草が出てくるなんて、どんだけ浅草大好きなんだよ!」な感じですが、お気に入りのお店もありますし、場所を統一した方が取材の手間が省けて楽なので、ついつい出してしまいました。
「花やしき」に入る前に「アンヂェラス」さんという老舗の喫茶店に行ったのですが、名物のアンヂェラスというケーキとコーヒーがとても美味しいお店で、浅草に行った時には必ず立ち寄るようにしています。
まあ、このお店を知ったのは去年ですから、まだ片手で数える程しか行ったことがないのですが(笑)。
今回は季節限定のレモンアンヂェラスを頼んだのですが、去年食べた時と少しも変わらない、夏らしい爽やかな酸味が良かったです。
カフェオレは初めて頼んだのですが、こちらも美味しかったですよ。
コーヒーより紅茶派の私ですが、ここのコーヒーは大好きです。
またいつか行きたいですね。
「花やしき」は前にも一度行ったことがあるのですが、園内の一部が工事中だった上に点検中なものも多く、楽しめるアトラクションがかなり限られていました。
幸い目当ての「お化け屋敷」は入れたので良かったですが、あそこのお化け屋敷って本物が出るという噂があるらしいですね。
幽霊はそれらしい気配を感じて呼吸音を聞いたことだけはありますが、見たことはないので、基本その手のものは見えない人なのですが、「もし見えちゃったらどうしよう」と地味にビビりながら連れと一緒に入ってきましたよ、ええ。
てっきり乗り物に乗って回るのかと思いきや、自分の足で歩いて回るタイプのお化け屋敷だったので、「怖かったら目を瞑ってやり過ごすという手が使えないのはちょっとやだなー」と思っていたら、いきなり二つの戸を選ばされるというまさかの展開。
絶対どちらか片方にはお化けがいるのがわかっていたので、とりあえずちょっとだけ開けて中を確認してみたら、案の定妖怪だか幽霊だかがいたので、そっと閉じてもう片方の戸を開けて進みました。
市松人形や妖怪の人形が飾ってあるだけで、人が脅かしには来ませんし、音でびっくりさせる系だったので、終わってみれば大して怖くはありませんでしたが、何が出てくるかわからない薄暗い所を進まなければならないというシチュエーションは結構スリリングでした。
私は一人でなかったのでまだ気楽なものでしたが、主人公は一人でお化け屋敷に入る予定なので、我がキャラながら度胸あるなあと思わずにはいられませんでしたね(ちなみに主人公は女子高生です)。
いろいろ参考になりました。
せっかく「花やしき」に行ったので、日本最古の「ローラーコースター」に乗ったりもしたのですが、意外と見た目よりスリルがありましたね。
回転したりすることもなく、アップダウンを繰り返すだけなので、それ程怖くはないのかと思っていたのですが、結構スピードがあって怖かったです。
最後の方で何故か家の横を通過する時にともすれば家にぶつかりそうで、別の意味でも怖かったですが(笑)。
「浅草大迷路 忍ノ砦」という迷路にもチャレンジしたのですが、壁を移動させないと進めなかったりするちょっと変わった迷路で、なかなか面白かったです。
連れが前に一度入ったことがあったので、十分程度で出て来られましたが、そうでなかったら結構迷っていた気もしますね。
壁を移動させるとか、なかなか出て来ない発想だと思いますし。
「花やしき」って小さな遊園地ですし、アトラクションは全体的に子供向けな印象を抱いていたのですが、大人でも割と楽しめました。
資料の写真もたくさん撮れましたし、非常に有意義な一日でした。