起こったことをありのままに話すぜ!
「とある格ゲー馬鹿の少年が、最大出力にしたマッサージ器でビリビリしながらゲームをするというマニアック過ぎるプレイスタイルを編み出した結果、泣いていた女の子と東京が救われたぜ!」
なんて書いても何のことだかさっぱりわからないと思いますが、『ROBOTICS;NOTES』というアニメで実際に起こったことです。
引きが強い作品を書かれる虚淵玄(うろぶちげん)さんが所属するニトロプラスさんが5pb.さんとコラボして作られたゲームが原作ということで期待していましたが(同じコラボ作品である『STEINS;GATE』が面白かったですし)、最近いよいよ続きが気になる感じになってきました。
ちなみに冒頭の文章を詳しく解説すると、『ガンヴァレル キルバラッドON-LINE』という同人ゲームで反則的な凄技を使ってくる敵を倒し、パスワードを打ち込まなければ東京のロボットの暴走を止められないように細工されてしまい、『ガンヴァレル キルバラッドON-LINE』の元ネタであるアニメを作っていた監督の娘さんが「ガンヴァレルが汚される!」と泣きじゃくるのを見て、海翔(かいと)君という主人公の男の子が『ガンヴァレル キルバラッドON-LINE』の実力と特殊能力を発揮してゲームに勝ち、無事にロボットの暴走が収まったということです。
なお、本人の名誉のために言っておきますが、「最大出力にしたマッサージ器でビリビリ」しながらゲームをしていたのは別に彼が特殊な性癖の持ち主だからではなく、体感時間が引き伸ばされてどんなに速く動くものでもスローモーションに見えるため、超反応が可能になるという特殊能力の発動のために自分を追い込む必要があったからなので、誤解しないであげて下さい(笑)。
後天的に身に付いた能力なので、任意に発動させることはできないということですが、自分を追い込めば発動できるということで、マッサージ器の他にも走ったり、腕立て伏せをしたり、水風呂に浸かってみたりと、やつれるまでいろいろやっていました。
ここでポイントなのは、海翔君がその女の子と付き合っている訳でもなければ、恋愛感情がある訳でもないということです。
学校の部活で、一緒にロボットを作っているというだけの間柄なので。
個人的には好きな女の子のために頑張るより、恋愛感情抜きでここまでできる方がかっこいいなあと思いますね。
ドMとしか思えない姿でひたすらゲームをする白馬の王子様を夢見る女子はいないでしょうが、肝心なのは「泣いている女の子を放っておけない」という男前なハートです。
子供の頃から少女漫画の男性キャラをほぼ完全にスルーして、少年漫画の男性キャラにハマっていた私としては、やはり少女漫画的カッコ良さよりこういうカッコ良さを支持したいですね。
いつの頃からか、買っているライトノベルや漫画、見ているアニメは少年向けだったり、男性向けだったりする作品が半分以上を占めていますし、やはり感性が男性的なのだろうと思います。
バトルとか、書くのも読むのも結構好きですし。
なので、今度はそちら方面のレーベルさんに投稿してみようかなと考えているところです。
別レーベルさんに送って駄目だった作品の敗者復活戦をしたいのですが、やはりちょっと方向性が違うので、全体的に手直ししなければなりません。
会話の面白さに重きを置かないタイプのレーベルさんに投稿した作品なので、まずはユーモアセンスを磨くところから始める必要がありそうですね。
今は私生活が忙しくてなかなか執筆まで手が回らないのですが、少しずつでもユーモアの研究をしていこうと思います。