私が逆さまになれる場所
そう題した小説がコバルト短編小説新人賞で、もう一歩の作品に残りました。
何度もタイトルと名前と住所を確認して、間違いないと悟るなり、居ても立ってもいられずにその場から「だだだだだっ!」という擬音がしそうな程の勢いで走り去ったので、いろんな方に振り返られていたように思います(笑)。
気が動転したままに友人達に「残ったよ!」と変にハイテンションなメールを送り付け、「賞取った訳でもないのに大袈裟だなあ」とさぞかし呆れられていたことと思いますが(笑)、有難くも皆さんから祝福の言葉を頂きました。
ありがとうございました。
そしてすみません。
次はせめて最終選考に残ってから喜ぶことにします。
弟には「もう一歩って賞までもう一歩じゃないのか」と訊かれましたが、選考結果を見る限り「最終選考までもう一歩」という扱いで、最終選考作品が別個存在しているので。
私は何事も飲み込みが遅く、「全世界不器用選手権」に出れば上位入賞間違いなしな人なので、ここまで来るのに随分時間がかかりましたが、何とか壁を一枚越えることができました。
件の作品は昨年の12月に完成させた2008年の集大成とも言うべきものだったので、今年は更なる飛躍を目指して頑張ろうと思います。
尤も、あれは実話を元にしたお話なので、私は大したことをしていないんですけどね(笑)。
その実話を少しでも多くの方に知って頂きたくて書いた作品なので、あの作品に関しては珍しく言いたいことがたくさんあるのですが、ネタバレになってしまうので、敢えてもう少し黙っていることにします。
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