敢えて言おう!腐女子であると!
「腐女子」というのは少年や男性同士がいちゃいちゃするのを見て喜ぶ女の人を指して言う言葉ですが、私自身は見るのも書くのも友達以上恋人未満くらいが好きです。
極端な人になると仲の良さそうな男性の二人組が歩いているのを見るだけで嬉しかったりするようですが、私は腐女子指数が低いのか、単純にリアルに萌えない派なのか、「俺にはお前が必要なんだ!」と駅の改札口でプロポーズめいた台詞を友達らしき少年に向かって吐いた男の子を見ても、喜ぶどころか唖然するばかりです。
「一体彼らの間にどんなドラマがあったのだろう」ととっても気にはなりましたが(笑)、「きっと彼らは今正に永遠の愛を手に入れたに違いない!お幸せにね!」とは全く思わず、「冗談か、もしくは親友として言った言葉だろう。青春だな」と思っていた私。
こんな感じで、妄想を掻き立てられるような言動を目撃しても見ず知らずの人だと特に何とも思わないのですが、それが知り合いだったりすると何だか妙に面白くて仕方がありません。
つい最近、高校の文芸同好会の後輩であるNITAさんの日記を読んで気付きました。
何でも「女性の入場をお断りします」と掲示された映画館にお友達と行ったところ、映画を見ずにお客さんの顔ばかり見ていた人が、席がそこそこ空いているにも関わらず、わざわざ隣に座ってきて彼の顔をじっと見つめていたとのことで(笑)。
「何だ!そのえっちぃシーンに重心を置いたBL漫画みたいなシチュエーション!」と、心の中で手を叩いて大爆笑しました(笑笑笑)。
NITAさん自身も「個性的な感性の持ち主で、やたら理屈をこねたがる、掴み所がなくて飄々とした男性(家族談「宇宙人」)でありながら、自転車や歩きでしばしば転ぶドジっ子属性」という漫画かラノベの登場人物のようにキャラの立った人なので、余計に面白おかしく思えたのだと思います。
女の私からすると、最早完璧に漫画の世界なので(笑)。
その癖「どうすれば……」と本気で困っていたらしいところがまた笑いを誘います。
あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!
ああ楽しい!
ちなみにNITAさんが腕組みをしてひたすらスクリーンに眼差しを注いでいたところ、数分後にその人は去って行ったそうです。
そこで一緒に付いて行けば、きっと映画の登場人物を超える体験ができたのでしょうけどね(笑)。
私にとってはひたすら面白おかしいだけの出来事ですが、これを読んだどなたかが創作意欲に燃えて、あるかも知れなかったその後を漫画や小説にして下さったら、更に面白さ倍増です。
どうぞ泣かしてあげて下さい。
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