強大な敵にいかにして勝つか
少年向けの作品ではその辺りに読み応えがあったりしますが、少女向けの作品って漫画でもライトノベルでも、戦いは大抵只の力押しなんですよね(笑)。
強い方が当たり前に勝つという身も蓋も捻りも何もない展開ですが、恋に恋する乙女にとってはそんなことはどうでも良く、ただヒーローがカッコ良ければそれでいいのでしょう。
弟に言わせると、「文章でアクションを書かれるとダレる」ということだったので、小説の戦いはそれくらいあっさりしていた方がいいのかも知れませんが、しかし自分で書く時にはあまりそういう書き方はしません。
少年向けの作品並みの細かい設定や戦術や戦略を凝る程の能力はありませんが、初めから結果がわかり切ってる戦いなんて書いてもしょうがないんじゃないかと思うんですよね。
勿論主人公やらヒーローやらが勝つのは暗黙の了解的なところがありますから、所詮出来レースと言えばそれまでですが、なかなかそこまで開き直る気になれません。
少女向けライトノベルでアクションを見せ場に使おうとすること自体がかなり間違っているとはいえ、アクションを書く時にはついつい「力押しでなく、強大な敵にいかにして勝つか」を考えてしまいます。
中途半端に男性的ですみません(笑)。
神坂一さんの『スレイヤーズ』とか、血が沸いて肉が踊るくらい楽しんで読んでいたクチなので。
こんな私の性格はやはり相当男っぽいらしく、かなり男前な部類に入るようです。
先日父の知り合いというご夫婦とお食事させて頂いたのですが、自分の言動をいろいろ話したら、旦那さんの方に「かっこいい!」と賞賛されました(笑)。
ちなみにその方は、私より10歳近く年上です。
仮にも女としていろいろ問題があるような気がしますが、せっかくの褒め言葉だったので、有難く頂戴しておきました。
さて、いつの間にか話が随分逸れたので、元に戻しましょう。
いっそ少年向けにチャレンジしてみるのもいいかなと思っていたりしますが、とりあえず今回の投稿先は少女向けのビーンズさんです。
力の入れどころを間違っているせいもあって落ちまくってるのかなと思ったりもしますが(笑)、あっさり目的が達成されてしまっても何なので、「初歩の魔法1つしか使えない初心者が、宮廷付き魔法使い10人を倒す」というのはこのままやってもらうことになると思います。
多分無理はない……筈です(弱気)。
まだ下読みさんの感想を聞いたら、とりあえず大丈夫そうだったので、このまま突き進もうと思います。