俺は暴力が嫌いだ!
第2稿を終えたばかりの投稿作には、属性と職業が一致しない主人公がいます。
不幸属性の殺し屋なので、無駄にピンチに陥ったりしているのですが、最近「属性と職業の不一致くらい可愛いものだな」と思える方を『デュラララ!!』というアニメで見ました。
その方、平和島静雄(へいわじましずお)さんという方で、お名前だけ見ると大変穏やかそうですが、その実とても短気です。
「俺はただ静かに暮らしたいだけなのに!」「俺は暴力が嫌いだ!」と言っている割に、あっという間にブチ切れて自動販売機を投げ付けるわ、道路標識で人を殴り飛ばすわで、「池袋で最も喧嘩を売ってはいけない男」などと恐れられていたりします(笑)。
Wikipediaさんによると、「キレると筋力のリミッターが外れるという生来の特殊体質で、怪物じみた膂力を持ち「池袋の自動喧嘩人形」という異名まで持つ。体質のせいで体格は細いのだが筋肉や骨が恐ろしく硬くなり、関節はさらに硬くなった。そのため拳銃の弾もまるで食い込まないうえ、医療メスが施術中に何度も曲がるほど。」だそうで、その特異体質が彼を更に生き難くしているのは明白です。
子供の頃は怪力を発揮する度に体が壊れて病院に担ぎ込まれていたりしましたが、それでも自重するどころか「どうせ壊れるんなら、我慢なんかしねえ!」と開き直る思考回路と破壊衝動はある意味賞賛に値する気がしますね。
職業は変えればどうとでもなりますが、性格と願望はなかなか変えられるものではないので、その2つが著しく乖離していると激しく愉快です(笑)。
「静かに暮らしたい」と言っているだけあって、「どうして自分はこうなんだろう」と思い悩んでいた時期もあったようなので、怒らせなければ割合穏やかな方だと思うんですけどね。
側にいたらかなり怖いと思いますが、キレると手が付けられないのは私も全く同じなので、彼には結構親近感が湧きます。
弟の話では、子供の頃弟の顔面にクッションを押し付けて、危うく窒息死させるところだったそうですし(笑)。
妹を階段から突き落としたり(ちなみに妹はちゃんと着地して無傷でした)、弟のおもちゃの銃を弟の頭に投げ付けて壊したりしたことは覚えていましたが、自分では「そう言えばそんなことをしたかも知れない」くらいで、ほとんど記憶にはありませんでした。
ちなみに罪悪感も特にありませんでした(おい)。
今まで誰かや何かが死んで悲しいと思ったことがない分、『死』というものには興味があって、よく小説のテーマにしますが、一向に変化がないという氷の心の持ち主です。
そういう自分を問題だと思うべきなのでしょうが、何故か人を平気で殺せそうなまま大人になりました。
「戦いを始めたら相手が死ぬか、再起不能になるか、恐れをなして手を出して来なくなるまで叩きのめす」という鉄の信条で、1度キレると容赦なくどんどん攻撃するため、下手をすると死人を出したりするかも知れませんが、それも相手の運命というものでしょう。
以前も書いたような気がしますが、死にたくなければ私を怒らせないで下さい。