ふっ、お前にはまだ早い!
コバルトさんへの新人賞応募用原稿の下読みを妹にしてもらったところ、タイトルの台詞を言われました。
総枚数が400字詰め原稿用紙換算で350枚に迫る勢いで、途中からその枚数の多さにひいひい言いながら書いてました。
今まで300枚を越える話を書いたことはありませんでしたからね。
小説を書く時、私はオーケストラの指揮者のように一段高い所から全ての構成員を見渡して、タイミングを計りながら個別の合図を出して行く訳ですが、300枚以上の作品となってくると構成員の数も半端ではありません。
一番遠い人は1km先にいて、「これじゃ、どんなに指揮棒を振ったところで見えねえよな」といった状況でして、見事な不協和音ぶりでした(笑)。
100枚の『夏の痛み』の時は枚数が少なかったですし、二次創作などで短編を大分書き慣れていたおかげか、ある程度ちゃんと指揮が取れたなという実感があったのですが(それでも一次審査突破もなりませんでしたけどね(笑))、今回は指揮棒が壊れるまで振り続けても全く物語をコントロールできませんでしたね。
一応第三稿までやり直したのですが、「これはもう、どうにもならない。どうしても書きたいんだったら、プロになってから書け」と言われたので、ひとまず暫く放っておくことにしました。
三ヶ月もかけて書いたのに……(涙)。
時間が勿体無いといえば、今年も二月にウィングスさんに送った原稿から一通り全滅でしたねえ(遠い目)。
ウィングスさんで結果が出た頃は、夏コミ原稿にかかり切りになっていたり、『CRISIS CORE』の発売に浮かれまくっていたりで、「他の賞の結果と一緒に後でお知らせしよう」と思っていたら、伸びに伸びて今日まで来てしまいました。
何も言わなくても、選外だったことは明々白々でしたしね(笑)。
なので、もう少しオリジナル作品が増やせるのですが、「城に置きたくないなー」とか、「構成をやり直さないと置けないなー」とかで、なかなかそうも行きません。
この次は最低でも投稿しようと思える作品を書き上げられるように頑張りたいと思います。
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