おおきく振りかぶりたくなってきました
こんにちは。
今回はネタバレ豊富になりそうな予感なので、『おおきく振りかぶって』未読の方はご注意をばお願い致します。
これでも一応カテゴリーは創作なのですがね(笑)。
それでは参りましょう。
『おおきく振りかぶって』というのは、ひぐちアサさんの野球漫画です。
有名な作品なので、名前だけは以前から存じ上げていましたが、今まで拝見したことはありませんでした。
ちなみに原作は今もまだ拝見しておりません。
アニメを見て、「あ、こういうお話だったんだ」と知りました(原作を読んだ弟が言うには、アニメは結構原作に忠実に作られているらしいです)。
主人公は、三橋君という気弱なピッチャー。
とにかく自分に自信がなくて、おどおどびくびく、しかもすぐに泣いてしまうという、あさのあつこさんの『バッテリー』で主役を張っていた原田巧君とは正反対のタイプです(笑)。
この三橋君、球威はないですが、コントロールは抜群で、キャッチャーの阿部君にその才能を見出され、試合の中で徐々にエースとして成長していくといったお話のようです。
この物語には、百枝(ももえ)さんという監督のお姉さんが出てくるのですが、その人が第一話からかなりかっ飛ばしてまして、キャッチャーフライをほぼ垂直に高く上げ、オレンジを素手で(しかも両手で)握り潰してのけてました。
そんなパワフルな彼女に私はすっかり度肝を抜かれ、その瞬間心の中で「うおー!やられた!これ好きだー!」と叫びました(笑)。
でも百枝さんよりももっと好きになったのは、キャッチャーの阿部君です。
頭脳派なところがかっこ良く、声もすっかり気に入ってしまい、何度もアニメを見返しては一人幸せに浸っております。
久々に年下にめろっとしたなーと思っていたら、弟に「阿部君は間違いなくお前より(精神年齢が)大人だ」と言われました。
むー、口惜しいですが、事実です(苦笑)。
今のところアニメは第三話まで放映されていますが、今のところ三話が一番好きですね。
三橋君が血の滲むような努力をチームメイトに認めてもらえなかったと知った阿部君が「投手としてじゃなくても、俺はお前が好きだよ!だってお前、頑張ってんだもん!」と言うシーンは感動でした。
この言葉を聞いた三橋君が、たどたどしくも精一杯「勝ちたい」と言ったのもジーンときましたね。
引っ込み思案でいつも自分の気持ちを言えずにいた三橋君ですから、自分の気持ちを口にできたというだけでも、彼にとっては大進歩です。
こうやって少しずつ強くなって行って欲しいなと、心から思いました。
頑張れ!三橋君!
と、ここまで読んで下さった方なら薄々気付いていらっしゃるかと思いますが、私「男の友情」萌えです。
一番萌えなのが「男の友情(熱烈な程良し)」で、次が「女の友情(特に種村有菜さんのお描きになるような友情がツボです)」で、その次が「師弟愛(血の繋がりがなくても感じる親子の絆が素敵です)」、その次が「恋愛(異性愛よりは同性愛の方が)」で、最後が「家族愛(これは萌えというよりは和みですね)」といった感じです。
ちなみに「『おおきく振りかぶって』は面白い」と言ったら、弟に「この男の友情萌えがあああ!」と言われました(笑)。
もう家族公認です(爆)。
好きなので、よくそういう小説を書いていたのですが、ちょっと作品に幅を持たせたくて、ここ暫く男の友情は封印していました。
ですが、コバルト用の100枚原稿でまた久々に書いてみていたり(笑)。
しかし最近妙に原稿が進んで、自分で自分が謎です。
今月はトータルで150枚も書いてしまいました。
1月に1.5ヶ月かけて150枚書いていた頃が嘘のようです。
以前はどんなに調子が良くても大抵一日に400字詰め原稿用紙換算10枚程度がせいぜいで、この数ヶ月は7、8枚の日が続いていたのですが、ここ一週間ばかりは立て続けに1日12枚も書いています。
筆の遅さが以前から気になっていたので、ペースが上がったこと自体は喜ばしいことなのですが、何故いきなりこんなに書けるようになったのか、不思議でなりません。
恐らく理由の一つは一人称の小説で、詩的な表現に拘っていないせいだと思うので、三人称で尚且つ詩的な表現を心がけた小説を書いた時にどうなるかが、目下最大の懸案事項です。
頑張ります。