「小説家になろう」さんで、新作の連載を始めました
ちなみにお寺の名前がそれっぽくないのは、お寺があまりに多過ぎて(とあるサイトによると、コンビニより多いらしいです)、被らない名前を探すのが面倒になったからですよ(笑)。
「そう言えば、魔王って長編で聖職者と契約したことないなあ。書いてみよう!」という訳で、今回の主人公は小さなお寺の副住職にしてみました。
友人に読んでもらったところ、「知り合いのお坊さんを思い出した」という感想をもらったので、割とそれらしく書けたかなと思います。
このご時世、(大きなお寺さんはともかく)檀家さんのお布施で成り立っている小さなお寺さんはジリ貧状態だったり、廃寺同然になってしまったりと大変だそうなので、そんな現状を踏まえて「小さなお寺が魔王(作中ではあくまで仏として招来されていますが)の力を借りて、一発逆転を狙う」というストーリーにしてみたのですが、あまり堅苦しくならない方が読み易いかなと、敢えてコメディ要素を強めに書いてみました。
しかしお寺を書くと言っても、そもそも決して信心深いタイプではないので、お寺がどういう感じで運営されているのかすらわからず、実在のお寺さんのブログを読んだり、本であれこれ調べたりと、イメージを作り上げるのに苦労しましたね。
お寺さんによって住職さんのスタンスも違えば、檀家さんのやる気や方針も違うようなので、「まあ、大体こういう感じのところが多いのかな」という最大公約数的なところを書いてみたつもりですが、実際お寺を運営されている方が読むと、やはりいろいろとツッコミどころが多いかも知れません。
仏教の教えや儀式についても、間違っていないとは言い切れませんしね。
本やネットで調べて書いてはいますが、訳の違いなのかお経の内容も本によって微妙に違っていたりしますし、儀式については供物などについて細かく書かれていなかったので、別の資料の「これかな?」という部分を繋ぎ合わせて書いていたりもしますし。
真言宗について書かれた本を随分参考にさせてもらいましたが、私が知りたい真言宗豊山派についてピンポイントで書かれた本が見付からなかったので、宗派によって儀式にいろいろ違いがある可能性も否定できません。
そんな感じで、さらっととんでもない間違いを書いてしまっている可能性もあるのですが、お暇な時にでも読んでみて頂けると嬉しいです。
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