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なんとか言ってよ~~ッ!

こんにちは。

いきなりですが、この訳のわからないタイトルは、『FINAL FANTASY Ⅶ』に出てくるユフィという女の子の台詞です。

『FFⅦ』のゲームの中では、主人公であるクラウドに対して一番好感度が高いキャラと遊園地でデートできるというイベントがありまして、そのイベント中での台詞ですね。

クラウドと二人で観覧車に乗ったりするんですが、ユフィは明るく溌剌とした、クラウドとは正反対のキャラなので、クラウドはどう接すればいいのかわからなかったらしく、始終黙りっぱなしでした。

単に旅の途中でアイテムを持ち逃げされたりしたことを根に持っていただけなのかも知れませんが(笑)、クラウドはユフィが何を言ってもひたすら沈黙を守り続け、堪りかねたユフィはタイトルの台詞を言う訳です。

そしてクラウドがやっと喋った言葉が、

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ナントカ」

私はこのリアクションを見て「可愛いなあ、クラウド」と思ったのですが、弟達に話したら「何だよそのリアクション」と力一杯笑われた上に、「どこが可愛いんだよ?」と冷たく言われてしまいました(笑)。

可愛いと思うんですけどね。

小学生みたいで(笑)。

ちなみに、この時クラウドは21歳(笑)。

23歳の時にはバイクに「フェンリル」と名付けて可愛がっていたりして、意外と子供っぽいところがあるようです。

まあ、私も携帯電話に「クラウド」と名前を付けていたりしますが、私のは「MKL FACTORY」のLinn107さんが「今日から私の携帯は(電話の色が彼のマントみたいな赤だから)ヴィンセント!」という命名に便乗しただけですから(笑)。

で、何故唐突にこんな話を始めたかと言うと、この間お祭りでお会いしたまろさんに「『FFⅦ』で一番のお気に入りがセフィロスだと勘違いされていたから」です。

最近セフィロスに関していろいろと発見があって、そのことばかり書いていたので、勘違いされるのも無理はないかと思うのですが、このままでは1番好きなクラウドに申し訳が立ちません。

なので、ちょっと自分のクラウド馬鹿ぶりをアピールしてみました(笑)。

具体的にクラウドのどこをどう好きなのかと書ければ手っ取り早いのですが、ちょっと自分でもよくわからないんですよね(笑)。

んー、とりあえず顔は好きです。

性格に関しては、物語の大半を擬似人格で過ごしてしまったので、彼本来の人格というのは結構前向きらしいということくらいしかわからないんですよ(笑)。

とまあ、ゲーム中で人格が変わってしまうクラウドですから、彼に関しては受ける印象が人によってかなり違うようで、二次創作サイトさんを覗いてみると、そのあまりのバリエーションの多さにびっくりします。

単に、私みたいに似せて書くことを放棄なさってる方が多いからなのかも知れませんが(笑)、割合としては可愛い感じで書いている方が多いような気がしますね。

クラウドって大抵愛される側に書かれているので(笑)、そのせいだと思うのですが、私としては基本的にクールに書いてあげたいと思っています。

本来の人格より、クールな擬似人格の方が好きなので。

ゲームが始まって間もなく、あのクールなクラウドの口調が何故か私のツボに大変よく嵌りまして、「うわあ、かっこいいなあ」とすっかりクラウドの虜になってしまったんですよ。

あと、あまりにも長く冷めたクラウドで旅していて、「クラウドはクールな人なんだ」というイメージがしっかり付いてしまったので、擬似人格の方が愛着がありますし。

まあ、クールかと思いきや「行くぜ!」とか熱血キャラ染みた台詞を平気で口走ったりもするのですが(笑)、あれは擬似人格の元となったザックスの影響なのでしょうか。

彼、明るい人でしたからねえ。

それならいっそのこと、本来の人格をクールにして擬似人格を熱血系にすれば良かったのではとも思いますが、本来の自分を取り戻した筈なのに、擬似人格の方が明るいのではあんまりな気がするので、やはりあれで良かったのかも知れません(笑)。

しかし、辛く苦しい戦いの果てに本来の自分を取り戻したのに、続編の『ADVENT CHILDREN』において、「みんなのイメージの中のクラウドは前向きじゃないよね」というスタッフさんの意見から、あっさりあの戦いをなかったも同然にされてしまった辺り、クラウドってかなり気の毒だと思います(笑)。

確かに、前向きなクラウドなんてクラウドじゃない気はしますけど(笑)、本編から7年前の世界を描いた『CRISIS CORE』のプロモーションビデオを見る限り、声に尖った感じはなかったので、昔から結構前向きだったんでしょうね。

でも14年間友達らしい友達がいなかった少年が前向きというのは、やはり無理があるような気がします。

「よっぽど心の真っ直ぐな人だったのねー」と思えば納得できるのかも知れませんが、クラウドって自分を大きく見せようとしたりして、あまり真っ直ぐな感じを受けませんし(笑)。

多分クラウドはただ人に愛されたかっただけなのでしょうが、凄い人になってみんなに認めてもらうという方法しか、思い付かなかったんでしょうね。

ザックスと親友と呼べる関係になれて、人より優れた人にならなくても人に心を開けば愛してもらえることもあると知ったと思うんですが、クラウドって結構自分にコンプレックスがある気がするので、とにかく凄い人になりたかったんでしょう。

でもそうはなれなくて、ザックスから聞いた話と自分の願望を元に、別人格を作り上げた上に記憶まで都合良く改竄してしまうんですから、何とも弱い人です(笑)。

ラスボスのセフィロスも、自分がデザイナーズチャイルドと知って自分が壊れそうになった時に、自分より世界を壊す方を選んでしまうような人ですし、『FFⅦ』って戦闘においては凄まじい強さを発揮するものの、内面はそれに反比例するかのように弱い男達の戦いの物語だった訳ですね(笑)。

こう言うと身も蓋もない上に、結構しょうもない感じですが、それなのにどうしてこんなに好きなのか、最早自分で自分がミステリー(笑)。

愛は理屈ではないんだなあと、しみじみ思う今日この頃です。





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