『ADVENT CHILDREN COMPLETE』見ました
以下ネタバレ注意です。
それでは行きます。
DVD版『ADVENT CHILDREN』の方が良かったなと思ったところもいくつかありましたが、やはり『COMPLETE』の方が良かったです。
クラウドが弱ったデンゼル君を家に連れ帰る時に手を握ってあげたり、デンゼル君の病気を治す方法を一生懸命探していたり、マリンちゃんとの会話の中で「俺は今までみんなに助けられていた。だから今度は俺の番だな」というような台詞を言ってみたり、クラウドの優しさや気持ちの切り替えが明確に描かれていたので。
前作では一緒に暮らしていたデンゼル君達を大事に思っているとわかるエピソードがほとんどなく、クラウドが何となく戦って、何となく葛藤を乗り越えて、何となく大切な人達の所に帰ってきたという感じだったのですが(笑)、30分長くなった分アクション以外のところも掘り下げる余裕ができたようですね。
クラウドと子供達のやりとりに和んだので、二次創作でもうちょっとマリンちゃん達とのふれあいを書こうかなと思いました。
前回はデンゼル君がクラウドに憧れているという設定も、『ADVENT CHILDREN』の関連書籍を見て初めて知ったくらいだったのですが、今回はクラウドと写った写真を見て溜め息を吐いていたり、消火栓(でしょうかあれは)を落ちていたポールで壊す前に(恐らくはクラウドを真似て)ポールの先を軽く回していたりして、クラウドへの思い入れの強さを感じましたね。
デンゼル君やマリンちゃんだけでなく、かつては敵だったタークスの皆さんの出番も随分増えていてちょっとびっくりでしたが、私としてはモグ子の出番が増えていたのが嬉しかったです。
モグ子というのは本編中に登場する、『FF』シリーズでお馴染みのモーグリというキャラクターのぬいぐるみを持った可愛い女の子です。
名前の明かされない脇役(なので、製作に当たったスクウェアエニックスさん内では適当にモグ子と呼ばれているらしいです)ですが、個人的には『ADVENT CHILDREN』に出てくる女性キャラクターの中で一番顔が好みですね。
あの揺れるさらさらツインテール、目に涙を溜めた表情もいいです。
やっぱり可愛い子はどんな顔をしていても可愛いですね。
声が本職の声優さんでないのがちょっと残念ですが、妹と二人「モグ子可愛いー!」ときゃっきゃしていました。
可愛いもの、綺麗なものは、目の保養になります。
セフィロスの美しさも健在でしたが、健在なのは美しさばかりでなく、クラウドを前作以上にギタギタに叩きのめしていました(笑)。
しかし多分増えた出番は一分足らずだったと思います。
あの人の出番は自身のテーマ曲である「再臨:片翼の天使」が流れている間だけですしね(笑)。
多少シーンが追加された程度で、クラウドとセフィロスのバトルシーンは基本的には前作とほとんど変わりなかったのですが、一つどうしても気になる変更点がありました。
それはセフィロスの愛刀である正宗が妙に唸っていたと言うか、鳴っていたことです。
黒板を引っ掻いた時特有の神経に障る音に似た音が、時々、特に刀を振った時に大きく鳴っていました。
妙に音がする剣と言うと、『STAR WARS』のライトセイバーが思い出されますが、あれは特に嫌な音でもありませんし、鳴りっ放しだったので大して気にならなかったものの、時々鳴ると反って気になります。
そのやたらうるさい刀を振り回していたセフィロスですが、本気モードらしきものに突入した途端にいきなり黒翼を一枚背中に生やしていました。
翼大好きな私は「まあ素敵」と思わずときめきましたが(笑)、しかし何故このタイミングで翼だったのでしょう。
前作では退場する時にしか生えませんでしたし、あの人が翼に包まる以外の演出でどうやって消えていくのかまるで思い付かないので、あれはあれでいいと思うのですが、いつの間にか「本当の姿が黒い片翼を負った姿」なんていう設定まで追加されたのかも知れませんね(笑)。
『COMPILATION OF FFⅦ』でいろんなびっくり設定がぼろぼろ出てきたので、最早この程度では面食らうこともなくなりました。
これからも適当に都合の設定だけを拾いつつ、二次創作を続けて行こうと思います。