文学フリマバースデイ
先日12月5日は私の誕生日でした。
そんな日に何をしていたかと言えば、文学フリマの某スペースの売り子さんです。
人数に対して椅子が1つ足りなかったのですが、スペースのお隣さんが親切にもダンボールを椅子として提供して下さったおかげで、随分快適に過ごすことができました。
ありがとうございました。
今回の文学フリマは特にお友達がいらしていなかったので、私はスペースで「壁の花」ならぬ「椅子の雑草」となっていたのですが、スペース主さんのお友達には何人もお会いしました。
中には私の分まで差し入れをして下さった方もいまして、何とも有難いことです。
本をお買い上げ下さった皆様にも心より御礼申し上げます。
「どんな内容なんですか?」という質問に「一言で言えば、児童ポルノです」というネタバレで返してみたりする駄目売り子でしたが、半額のタイムセールなどのおかげもあってか、売り上げは好調でした。
途中「売れろオーラ」も出さずにサークル主さんのICレコーダーで「Utauyo!!MIRACLE」や、原爆のあれやこれを表現した現代クラシックなるものを聞いたりしていたのですが、前者はともかく後者はかなり変で雑音みたいな感じだと言われた割に普通でしたね。
多分、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団さんを起用した『Xenosaga』のサントラなどを聞いていたからだと思います。
正統派クラシックしか聞かない方に聞かせると結構面食らいそうですが、非常事態の緊迫感やシステムの発動といったものを表現したオーケストラを聞き慣れている私には、ゲームかアニメのサントラのように聞こえました。
我ながら発想がどこまでもオタクです(笑)。
オタクついでに、スペース主さんが買ってきた本の『Angel Beats!』というアニメに関する対談を読み耽ったりしてみたりもしました。
このアニメ、死後の世界を舞台にした学園もので、そこにいる生徒達は何らかの満足感を得られたら消えてしまうのですが、「性的絶頂を迎えても消えるんじゃないか」という発言に目が点になりました。
思い付きさえしなかった発想です(笑)。
同人誌ではそういう感じで皆さんが消えていたりするらしいですが、いやはやファンの妄想力は凄いですね。
愛する人と結ばれて最も幸せを感じる瞬間に消えるというのは、なくもないのかなと思いますが。
さて、今回は同人誌の頒布以外にも「サークル名や配置場所を書いた板の素材を当てさせる」というクイズを行い、正解者には無料で本を進呈するという企画を行っていたのですが、皆さん見事にスルーされていました(笑)。
遂に本が残り1冊となって、「もうこれは誰も参加してくれないんじゃなかろうか」と思っていたら、最後にいらしたお客様が奇跡的に答えを考え始めて下さいましたが。
ちなみに答えは「パソコンの液晶ディスプレイに使われている板」だったのですが、残念ながら正解とはならず、最後の1冊をお買い上げとなった次第です。
「液晶ディスプレイ」という言葉が出たので、「当たりです!」と拍手までしたのですが、聞くところによると「液晶ディスプレイ、じゃないですよね?」とおっしゃっていたそうで、律儀にお金を払って行かれました。
尤も残っていたのは校正刷りの10円の本だったので、ほとんどタダだったんですけどね(笑)。
何を思ったのかサークル主さんが差し上げた、液晶ディスプレイの板のお礼にわざわざ自分のスペースから本を持ってきてプレゼントして下さいましたし、本当に義理堅い方でした。
ありがとうございました。
諸事情あって、もしかしたらこうしたイベントに参加するのはこれが最後かも知れないのですが、とても楽しい1日を過ごすことができて良かったです。
いらして下さった皆さん、本当にありがとうございました。