最も素晴らしいゲームのエンディング TOP50
かのギネスさんが発表したランキングで、『FFVII』が9位に入ったそうですね。
個人的には『FFVII』のエンディングって、あまり評価していないのですが。
私、謎ははっきり解明してもらえる方が好きなのですけれど、割ともやっとした感じの終わり方でしたし。
引きが強かっただけにもっとはっきりした結びだったら、もっと『FFVII』を好きになれていた気がするので、寧ろちょっと残念だなあと思っていたりします。
私が最も素晴らしいと思うのは『FFⅨ』のエンディングですね。
一番のお気に入りだったビビが死にゆくモノローグで泣いて、ビビの命がちゃんと子供達に受け継がれていた事実に泣いて、とにかく泣いていました。
暫く行方不明だった主人公のジタン君があまりにもお約束なパターンで帰還を果たしたのはちょっと興醒めでしたが、彼の「助かったんじゃないさ。生きようとしたんだ」という台詞には感動でしたね。
命を見事に描き切った物語の締めに相応しい台詞だったと思います。
あの絶望的な状況でジタン君が助かったのは、ご都合主義の為せる業だったのではと思わずにはいられませんが(笑)、おかげでハッピーエンドになった訳ですから、この際野暮なことは言わないでおきましょう。
エンディングの素晴らしさでは『FFⅩ』も勝るとも劣らないですが、PS時代の画質の低さや声がないという不利を覆す程のシナリオの良さも手伝って、『FFⅨ』に軍配が上がりました。
最早エンディング勝負ではなくなっていますが(笑)、やはりストーリーあってのエンディングなので、完全に切り離して考えることはできないかなあと。
『FFⅩ』は演出は大変素晴らしかったですが、ストーリー自体は決して見新しくないものでしたからね。
あれはぶっちゃけ、演出の良さだけで最後まで見せ切ったと言っても過言ではない感じです。
それなりには楽しめたんですけどね。
ちなみに、このランキングには『FFⅨ』も『FFⅩ』も入っていませんでした。
FFシリーズで唯一ランキングに入っていたのは、『FFVII』だけです。
10年以上経って続編が作られる程の人気作ですから、やっぱり皆さん思い入れが違うのかも知れませんね。
私も『FFVII』の続編をあらかた買ってしまう程好きですが、しかしエンディングが好きかと言うとそれはまた別問題だったりするのです。