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『呪術廻戦0』を観て来ました

昨日無事メフィスト賞さんに応募できたので、息抜きに『呪術廻戦0』(ドルビーシネマ版)を観て来ました(以下多少のネタバレがあるので、ご注意下さい)。

と言いつつ、実は3回目の鑑賞で、既に通常版と4DX版も観ていたりします。

『無限列車編』に続いて、人生2度目の4DX体験だったのですが、『無限列車編』はアクションが主に水平方向のみだったのに対し、『呪術廻戦0』は前後左右だけでなく、上下方向にも平気でキャラクターが吹っ飛ばされたりするので、首がむち打ちになるんじゃないかと思うくらいに揺れまくっていましたね(笑)。
 
最初に通常版を観て、既に物語を知っていたので良かったですが、そうでなかったら物語があまり頭に入らなかったかも知れません。

ドルビーシネマ版は音が聞こえる方向が細かく再現されていたり、黒の表現が鮮やかだったりするのが特徴ですが、黒閃と呼ばれる現象が発現した時の呪力の黒が綺麗で、より印象的になっていました。

肝心の物語は、交通事故で亡くなった里香ちゃんという少女に呪われてしまった乙骨憂太(おっこつゆうた)君という少年が、里香ちゃんが乙骨君を守るために何人もの人を傷付けてしまったことにショックを受けて、一度は死のうとするものの、呪術師のお兄さんに助けられて呪いを学ぶことになるという感じなのですが、乙骨君の成長が丁寧に描かれていて、とても面白かったです。

最初は後ろ向きだった乙骨君が、呪いの力を使って人を助けること、今までの自分から変わることを決意するシーンとか、なかなかコミュニケーションが取れないクラスメイトの優しさにちゃんと気付いてあげるシーンとか、胸が熱くなるシーンがいくつもありました。

極め付けが終盤の里香ちゃんとのシーンで、光の玉が天へ昇って行く光景の美しさが、里香ちゃんの想いをとてもよく表していて、「やっぱり愛っていいなあ」と思わせてくれましたし、とても泣けましたね。

複数回見ていると、流石に感動が薄れて来ますが、それでもやっぱり泣けるところが凄いです。

少しグロテスクなシーンもあったりするので、人を選ぶところがあると思いますが、乙骨君の成長や愛が描かれた、いい映画でした。





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