『FINAL FINTASY Ⅶ ADVENT CHILDREN ―REUNION FILES―』買いました
BOOK OFFさんの棚に並んでいるのを見付けて、思わず衝動買いしました。
表紙は主人公のクラウドを差し置いて、何故か敵役のセフィロス。
謎です(笑)。
『ADVENT CHILDREN』にて『FFⅦ』で倒したセフィロスが復活を果たし、クラウドは彼と戦うことになるのですが、この本によると彼が再びクラウドの前に現れたのは、「一兵卒に過ぎなかったクラウドに倒されて、クラウドが気になって仕方なかったから(プライドを傷付けられたということなのでしょう)」なのだそうです。
ですがその割に『ADVENT CHILDREN』本編においては、「私の望みはな、クラウド。この星を船として、宇宙の闇を旅することだ」と言っていたりして、何がしたいんだかよくわかりません。
本当に宇宙を旅したいだけなら、わざわざクラウドを殺そうとする必要もない訳ですし。
それにリベンジしに来た割には、クラウドと戦ってる最中に「昔倒されたことを根に持ってるな」とわかる言動もなかったので、動機としては弱い気がしますね。
キャラクターの作り方が大雑把なのはFFシリーズの特徴なのか、同作品に敵として登場するカダージュという少年は当初理由もなく暴れていたそうで、後から適当に暴れる理由をくっ付けたりしたそうです(笑)。
とまあ、スタッフのその場の思い付きで場当たり的に行動しているような人達をまともに書いて、キャラクターが破綻しない訳はないので、開き直って別人格を与えまくって正解だったとは思います。
しかし、何だってこういう訳のわからない人を好きになってしまうのか、自分で自分がわかりません(笑)。
オリジナルはもう10年も前に出た作品なので、その時何を考えていたのかは全く思い出せないのですが、きっと顔がよっぽど好みだったんでしょうね(笑)。
顔といえば、私セフィロスってハンサム系の顔立ちだと思っていたのですが、『ADVENT CHILDREN』を見て実は美人系(しかも妖艶)だと知り、ちょっとびっくりしました。
ですが、弟に「セフィロスって妖艶系だったんだねえ」と言ったら、「え、そうか?」と言われ、「あれ、違うのかな」と思っていたのですが、この本を読んで、自分が間違っていなかったことを知りました。
CG製作スタッフの方が、「(セフィロスは)妖艶さは絶対に守るよう指示が出ていた」とおっしゃっていたので。
実は小説でセフィロスの容姿をどう描写するかちょっと迷っていたのですが(出番なんて大してないのに(笑))、この一言で迷いが消えました。
セフィロスは妖艶で美しい!
そう書けばいいんですね。
いや、そんなストレートな書き方はしませんけど(笑)。
ところでどうでもいい話ですが、『ADVENT CHILDREN』でセフィロスが炎の中で意地悪そうに微笑むカットを見た瞬間、私は「ま、魔王だ!」と思いました(笑)。
美しく妖艶でダークなイメージが、魔王と重なったからでしょうね。
おかげで当時腰までしかなかった魔王の髪が、セフィロスと同じくお尻の辺りまで伸びたりしました(笑)。
ちなみに魔王ファンの柊さんに「魔王をリアルにして、銀髪にして、うんと性格悪く笑った顔だと思って見てね」と、セフィロスの例のカットを見せたら、「ああ、確かにそんな感じだね」と言ってもらえて嬉しかったです。
まろさんはあまりお気に召さなかったらしく、「私の中の魔王の評価が下がった」と言われてしまいましたが(笑)。
でも私の中ではセフィロス=魔王というのがほぼ出来上がっていて、超美麗グラフィックで動いているセフィロスを見ていると、魔王を見ているようで何とも嬉しくなります(笑)。
『 FFⅦ』の過去編である『CRISIS CORE』のプロモーションビデオで、セフィロスは主人公のザックスを差し置いてムービーでアクションしているのですが、それがもうとても優雅でかっこいいのですよ。
そのため今は、『CRISIS CORE』のプロモーションビデオをBGMに原稿を書いています。
少なくとも夏コミ原稿が終わるまでは、このプロモーションビデオが欠かせませんね。
執筆に疲れたら、ザックスやセフィロスの顔を見てやる気をチャージできますし。
肝心の原稿は今半分くらいです。
多分全部で、400字詰め原稿用紙換算40枚くらいのお話になるでしょうね。
あと半分、頑張ります。
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